本当にあった話です。
ある日、入社しニ年が経つスタッフのAさんが退職したいと申し出てきました!
Aさんは仕事は少し遅いですが、業務姿勢に対しての問題はあまり感じませんでした。
業務後も他のスタッフと歓談する姿等を目にする事も多く、人間関係に問題を抱えている様子も感じられませんでした。
大切なスタッフであるAさんに対して必至の引きとめを行いましたが、
功を奏する事はなく、Aさんは残務処理をした後に退職していきました。
業務負担が大きかったのか?仕事内容が合わなかったのか?
どんな理由があったにせよ管理者として、スタッフの苦悩に気づかなかった自分を責めました。
数日後、ある機関から連絡がありました。
Aさんの残業代を二年間分支払う様にと!
ちょっと待って下さい!
と言う間もなく、必要書類の提出を求められました。
法人としては残業代の定義は説明している。
同時に支払った事もある。
Aさんの主張は法人として認める訳にはいかない訴えでした。
しかし、そこである問題が明るみに出ました。
就業規則、賃金規定が設立当時から更新されていない。退職時に必要な書類を受け取っていない。
などの諸問題が明るみになりました。
Aさんの主張を一方的に優位にしてしまう状況になってしまいました。
どうですか?
今は順調だから、問題ない!
問題となるスタッフが居ないから大丈夫!
確かにそうかもしれません!
お分かりのように、経営者(管理者)は考えられるリスク以上の事を考え万が一に備えて準備を整えていく事が必要です!
知らなかった!では済まされないのです!
準備を怠った為に多額の支払わなくても済む費用が生じてしまう状況になってしまうかもしれないのです!